リア・スリング・バンドとフォア・アーム

通常ならば、フロント・バンドのスクリューを緩めるのですが、この銃はフロント・バンドが
固定されているのでリア・バンドのスクリューを外します。






スクリューを外し、前方にずらす

スクリューを外すと、リア・バンドは前方に動かせます。この時点でハンド・ガードは
上方に外せます。てゆか外して下さい。








バンドを一番前まで持って来て・・・

この状態で、レシーバーのスクリュー2本を外して分離(完全分解)させても良いのですが
写真の様にリア・バンドを前方に移動させれば、フォア・アームを先に外す事も出来ます。








スポーター・モデルに早変わり(笑)

但し、フロント・バンドが外れないので、リア・バンドも抜けません。ヘビメタのお兄さんの
アクセサリーの様にチャラチャラ状態です。元自衛官的に、どうも好ましくない状態です。
「着くのか外れるのかハッキリせんか!貴様ァ!」と、ケツを蹴りたくなります。プンプン!








分解図

う〜ん・・・・外から見る程は簡素化されていないかも?

米軍のM1903A3なんて、開戦間も無くフロアー・プレートは一体プレスですからね。
以前、何所かで書きましたが、戦勝国の方が省力、簡素化には積極的だった訳です。
尤も、三八式や九九式は十分にシンプルな構造で、その点でも優れた軍用銃だった
のですが・・・M1ガランドを大量生産する国には、どっちみち勝てないか?・・・・(汗)

上の写真、ボルト・ハンドルが初期型と同じ楕円形です。末期型の特徴として、単なる
円柱形状に加工を省略されたものが知られていますが、東洋工業製では末期型でも
(少なくとも、このシリーズ付近では)楕円型のままです。



で、一応ここで「九九式は粗悪銃」と言う、一部の評価について私の考えを述べると
今回紹介した last ditch (最終局面)モデル等と呼ばれる銃でも、必要最低限の
クオリティは持ち合わせています。鋳鉄製のレシーバーや、最末期の一部を除けば
(極少数だし)、Kar98kの45年モデルと比較しても、大差無い性能だと思います。



追記
今回話の出た、海軍用キャスト・モデルや一部の最末期モデルは、数が少ないので
現在はコレクター・アイテムです。ドイツのフォルクス・モデル(VG)程ではないですが
結構プレミアが付きます。例の『縄スリング』モデルを一度目にしたのですが、躊躇
してる内に、あっという間に他のコレクターに買われてしまいました。凄い人気です。
更に民間製の日本版VG?は、博物館アイテム!実物は未だ見た事もありません。
(VG=ヴォルクス・ゲベール)

日本では九九式のエアガン(モデルガン?)がある様ですが、縄スリング&木製バット
・プレートの最末期版に改造して『本土決戦シミュレーション』するのが通です。(誤)

追記2
↑で思い出しましたが、末期モデルの多くは本土決戦に備えて温存されたのですが
一部は実際に使用されています。これはハッキリと分かっている事では無いのですが
恐らくレポート(写真)の銃がそうです。これを譲ってくれたコレクター曰く・・・ですが、
「使用されていた物を持って帰った」と・・・・(怖)。確かに菊紋章は削られていません。
最初に手にした時(恐らく戦場で?)は、何故かセーフティ・ノブ、ファイアリング・ピン、
スプリングが欠落した状態だったそうです。ですから写真の銃は、その3つの部品が
マッチングではありません。・・・・まさか、撃ったら1発でケースが切れて部品3つが
吹き飛んだとか言う話は無いでしょうね?オイオイ・・・・やっぱ実射止めようか(汗)。





実射テストを行いました!そのまま進んで下さい。

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