コッキングピース

コッキング・ピースを分解するには、1 の突起を押し込みながら、2 を矢印方向に回転させます。
しかし、ネジが外れても 2 は未だ取り外せません。そこで、ボルト先端の分割式ヘッドを回転
させて外し、剥き出しになったファイアリング・ピンを棒の様な物で押し込みます。すると 2 の
部分が飛び出して2つに分割されて外れます。2は一体部品では無く、左右二つに割れるのです。





2分割して外れると、ファイアリング・ピンやメイン・スプリングは前方に抜き出せる様になり
ます。ファイアリング・ピンの固定方法はマウザーそっくりですね。







完全分解

部品点数はまあ、平均です。

これに比べると、三八式が如何に改良&合理化されたか分かります。ボルトの内径はボルト・ハン
ドルの付け根あたりで細く絞られており、万一の際に高圧ガスが後方に抜けない様になっています。

ただ、3頁冒頭で述べた様に、ファイアリング・ピン前部のリング状のストッパー(赤矢印)がピストン・
シールの役目をしてしまい、万一、異常腔圧が後方に吹き抜けた場合、ファイアリング・ピンがガス圧
の直撃でコッキング・ピース諸共吹き飛ぶ可能性が強いと思います。三八式では、異常なまでに対策
されているので、ひょっとするとそんな事故があったのかも?







ボルトヘッド

エジェクターがボルト・ヘッドに付いていると述べましたが、写真1番右がそれです。右から2番目が
ヘッド、3番目がエキストラクターです。

そして、左右のロッキングラグ(矢印 A B)を比べると、B が低く出来ています。こうしなければ
ならない理由は↓

エジェクター

写真の様に、エジェクターはロッキング・ラグの上に被さる格好になります。ですからラグを低くし
なければならなかったのです。エジェクターは矢印部分がボルト・ストップに当たる事でスライドし、
ケースを蹴り出します。

ラグの強度に問題は無かったかも知れませんが、このような理由でラグを低くするのは、あまり
スマートではありませんね。当然、三八式では改良された部分です。エキストラクターは強度、
サイズともに十分だと思いますが、しかしこれも三八式ではマウザー・タイプに変更されます。


はい。取り敢えず今回はこの辺で・・・







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