
第一印象が頭でっかちに見えてしまうのは、フレーム上部の「九四式」と刻印されている部分が
一列?余計な為です。頭(スライド)がデカイのでは無く、フレームが一段高くなっているのです。
試しにこの部分を削ってみると・・・・・・・↓

九四式改(爆笑!
上に詰まった分、グリップは伸ばして高さは変わらなくしています。こうするとブローニングM1910に
負けないくらいスリムになりますよ!これだったら悪口言われずに済んだのに・・・・・
はい、冗談はさて置き、ではこの削った部分には何が入ってるかと言うと、閉鎖機構のロッキング
ブロックと、後方にはハンマーが内臓されています。ですから、もしこの銃がシンプル・ブローバックで
ストライカー方式の撃発機構だったなら、写真の様にスリムに出来たかも知れません。
南部式、十四年式とストライカーで来たのに、何故九四式でハンマー式にしてしまったのか
理解に苦しみます。ストライカー式のメリットは小型化しやすいと言う点にありますからね・・・・・
敢えて茨の道を歩む君

この銃のメカニズムは、他のどの銃にも似ていません。
それがつまり失敗の原因(笑)なのかも知れませんが、考え様によっては、よくぞ完成に漕ぎ着けた!
って感じです。他のを真似れば楽なのに、きっと、何があってもコピーだけは嫌だったのでしょうね・・・・
さて、前ページから失敗失敗と、随分言いたい放題ですが、では全く使い物にならない銃なのか?
と言うと、そうではありません。M1911A1やP38を「成功」とした場合、九四式は失敗かなぁ〜・・・?
と言った程度の意味です。誤解無き様・・・・・
軍隊において、拳銃は主力火器ではありませんから、あまり重要視されなかったと言うのが実際です。
暴発云々の問題(後で詳しく述べます)も、そもそも薬室に実弾を装填して携行する事は無かった筈。
現在言われている程、致命的な問題ではなかったと思います。
いきなり結論じみた話ですが、九四式は当時、十分に役割を果たした銃だと思います。実際に使用した
兵士(将校?)から、苦情が出ることも無かったと思います。・・・ってゆーか実際に戦闘で使用した兵士
など殆どいなかったのかもしれません。 まあ、それを言ったらここで解説は終わってしまいますが・・・・