ロータリーロッキングシステム

閉鎖の解除はガス・オペレーテッド式ですが、閉鎖機構その物は写真の様な回転式です。
ヨーロッパや東側は、落とし込み(ティルト)式が多いのですが、アメリカはM1〜M16まで
ずっと回転式閉鎖機構を採用しています。どちらが良い悪いと言った事は無いと思います。

上の写真、左は閉鎖時、右が解放時、ボルト左右の耳(ロッキングラグ)が、レシーバーと
噛み合う様子が分かるでしょうか?この回転駆動をさせているのが、右側のオペレーティング
ロッド(ハンドル)です。前ページで説明したように、オペレーティングロッドはバレル先まで
伸びており、先端部分がガス・ピストンとなっています。ですから、バレル先端で導入された
発射ガスが、ピストン(オペレーティング・ロッド)を押し、これが約1.5cm程後退すると
写真右のようにボルトを左に回転させる訳です。写真左右で、オペレーティングロッドと
ボルトの前後位置関係が違っていますよね、この間でボルトを左に回転させているのです。


ではどうやって回転させるのか?ガス導入からボルト回転までをデジカメ写真で追ってみます。

全体図

一番下は寄生虫のようなリコイル・スプリングです。(だから、止めろってソレ!)






@ ガス噴出

バレル内をブレットが前進、先端に開いた穴(ガスポート)を通過すると、その穴より高圧ガスが噴出!
シリンダー内に充満し、ピストンを矢印方向に押す。(何れも瞬間的に!マッハの勢いで!)
ピストンとオペレーティングロッドは同一部品です。



A オペレーティング・ロッド

マッハで後退!
この時点では、まだボルトは閉鎖しています。動かざる事、山の如し!



B ボルト回転部分

さあ!ここがポイント!
オペレーティングロッドのハンドル部分は、写真の様な溝が彫ってあり、ボルトの端が
その溝の中に入っています。そして溝の前方には矢印(小)の様に、傾斜があります。

このまま、オペレーティングロッドが後退すると、5mm程でボルトの端に激突します。



C 激突!
「痛っ!何処見て歩いてんだ!ゴルァ!」 (ボルト)
「ボケっと突っ立ってんじゃねえ!ウスノロ!」 (オペ・ハン)
「上等だコラ!今から回るから表出ろや!」 (ボルト)

傾斜に叩きつけられたボルト端が、傾斜に沿って上昇し、結果、矢印方向に回転します。

後は、一番上の写真の様になって開放!その後も慣性によって両者は後退する訳です。



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