オリーブドラブ

M1ライフルの表面仕上げはパーカライジングですが、初期のパーカーは写真のように
緑色が混じっています。このオリジナル・フィニッシュが現在も残っているのは極少!

パーカーライジング仕上げとは、燐酸結晶皮膜の事です。元々は乳白色をしていますから
グレーとかブラックの染料を混ぜる訳です。そしてM1の初期には、それがオリーブドラブ
(濃い緑色)だったのです。通常ですと、皆さん御存知の濃いグレーか、黒となります。

そして、1ページ目の写真でも分かるように、リア・サイトは立派な物が付いています。
前ページで述べた様に、サイトシステムが立派なのがアメリカ軍用銃の特徴です。
左側のノブで上下を、右側は左右のアジャストです。
・・・・・でもね、初期には欠陥もありました。クリックノッチが緩くなり、撃ってる最中に、
勝手に上下がずれてしまったそうです。リコール(笑)が掛かったそうです・・・・(マジで)

また、レシーバーサイドに見える、斜めにピョコンと飛び出したのがクリップラッチです。
一旦装填した弾薬を取り出す際には、先ずオペレーティング・ロッドを引いてホールドし
この飛び出た部分を押します。すると 「ボンッ!」 と言った感じで、威勢良く飛び出ます。
(垂直にすると、40cm近く飛びあがる)

ここで!たかひろ的注意なんですが、この際、上から手を添えて押さえてやらないと、
飛び出したクリップ&弾薬が、万有引力によって銃に降り注ぎます!当たり所によっては
傷が付くので要注意!そして、前ページで述べた様に弾薬がバラバラにほぐれますので
(残弾が8発以下ならば)足元が水溜りや草地のような場所なら、止めた方が良いです。

たかひろ的おまけ
もし、残弾が6〜7発くらいで 「ボンッ!」するなら、飛びあがった弾薬はそれ程バラバラに
ならないので、クリップラッチを押した左手で素早くキャッチすると「・・・カコイイ」と言われて
クラスの女子にモテモテです!更に!身長もぐんぐん伸びて勉強も出来る様になります。
但し失敗すると、かなりアレなんで・・・・・事前訓練は必須。 目指せ!ガランドマスター!

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ガスシリンダーとピストン

M14と異なり、ガスシリンダー及びピストンが銃口付近まで伸びています。

これは軽量化の点で不利なのは、言うまでもありません。ピストンはシリンダー内部からフロントハンド
ガード下部を潜り、オペレーティングロッド(ハンドル)まで、一体モノです!銃の一部品でこんなに大きく
長いのは他に見ません。そしてこのチューブ内に、これまた寄生虫の様に長い(食事中の人ゴメン!)
リコイル・スプリングが入っています。うにょ〜ん・・・・・・(コラ!

ところで、ガスシリンダー下の、小さなスリング環みたいな部品は、ステーキング・スウィベルと言って
叉銃(複数の銃同士を立てた状態で、やぐらの様に組む)する為の物で、スリングとは関係ありません。
三八式小銃における、銃剣フックに相当します。スリング環はこれよりも、レシーバー側にあります。
古い軍用銃の習わしですね・・・・・






豪華装備

フル装備(笑

この辺は別の意味でスゴイなぁと思います。至れり尽せりと言った感じで、当時この銃を鹵獲した
日本兵は、これらを見て、内心さぞ口惜しく感じた事でしょう。 コロッケしか見た事ない小僧が
ステーキを目の当たりにした様な・・・・・ま、いっか・・・・・・

左の楊枝みたいのがオイラー(油差し)で、プラ・ケースの左半分がオイル入れになっています。
右の小さい『軟膏ボトル』の様な物がグリース入れで、主にボルト周りのルブに使います。

右上の鉄製で太短いのは、ガスシリンダーのロックスクリューを緩めたり、クリーニングロッドの
柄になったりするスペシャル・ツールです。この他にも、チャンバーブラシが付いた物もあります。
とことん考え尽くされていると言った感じですね。敵いません!

但し、現在の一般射撃では、下の袋入り鉄製クリーニングロッドだけは使わない方が良いです。
ライフルリングを痛めます。




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