初期型の丸トリガー・ガード

達磨型の魅力も捨て難いのですが(笑)、丸もイイですよね。ガードの幅は御覧の様にワイドで、
ガッチリした感じです。軽量化するなら、先ずはココだな!

分解する際には、先ずトリガー・ガードを下げるのですが、ショート・リコイルさせた状態で、マガ
ジン・キャッチを目一杯押し込むと、簡単に下降して外れます。またまた余談ですが、現在十四
年式を購入する際は、トリガー・ガードの番号がマッチしているかの確認をお忘れなく!簡単に
外れるので、脱落して他のジャンクから取って付けた物を稀に見掛けます。





マズルとライフルリング

6条右、フロントサイトは鮫のヒレ?タイプ。(素直にピラミッド型と言え!)

仕上げは上々!ツール・マークが若干残っていますが、弾丸の進行方向ならば特に問題はありません。
むしろこれが正常なのです。ボアは鏡面に仕上げると、かえって問題が増えてしまいます(銅のこびり付
きや、それに伴う早期の精度悪化、等)。フロント・サイトは左右のアジャストが可能。この辺のデザイン
は、当時のドイツ製自動拳銃に良く似ています。

ところで、米軍のM1911はリアでアジャストしますね。アメリカの軍用銃は、フロント・サイトで左右をア
ジャストする方式はあまり見ません(M1ライフルはフロント・サイトが動きますが、あれは最終的な調整
とは別の物)。一昔前のM16はフロントで上下ゼロインを行っていましたが、あれもリア・サイトを2段切
り替えのフリップ式にした結果です。射程が延びた最近のM16シリーズは、上下左右全てをリアでアジ
ャストします。

・・・おっと脱線!







サイト・ピクチャー

台形型リア・サイト?

三角と三角が重なる「何とも言えない狙い心地」(笑)ですが、悪くは無いと思いますよ。実は私、以前
ラピッド・ファイア・ピストルに、この三角サイトを採用してたくらいですから。あまりスコア向上の効果が
無かったので元に戻しましたが・・・(赤面)。

また十四年式はトリガー・プルが非常に軽いのが特徴です。しかし反面、キレは最悪で何時落ちるか
分かりません。スーっと引き、いきなりズドン!って感じです。ジャークやフリンチ防止には良いですが
軍用銃には不向きです。(注*)

以上の点や、先の三角サイトを考えると、「ターゲット・ピストル的要素を盛り込んだのでは?」と、思い
たくなりますが、トリガー・プルについては、単なる構造上の偶然だと思います。

仮に、十四年式の銃身精度が良かったとして、これをターゲット・ピストルとして使用した場合、かなり
良いスコアが出せる筈です。勿論それは軍用銃として正しい使用法ではありませんが。まあ、一応の
参考までに・・・・・

注* ジャーク(ジャーキング)、フリンチ(フリンチング)とは?これは射撃用語に於いては、ジャーク
(ガクンとなる意味)がトリガーの「ガク引き」で、フリンチングは反動や失中に対する恐怖心や緊張
など、精神的プレッシャーが筋肉に作用して、発射の瞬間に銃の押し出し(或いは押し下げ)を無意
識に行ってしまう現象を言います。何れも治すのが困難な悪癖です。


余談
軍の射撃大会用に、米軍の「ナショナル・マッチ・モデル」的な十四年式を造ったら面白かったのに!
日本軍は射撃技術向上には結構積極的だったと思うし「射撃名人の逸話」的な話は良く耳にします。
まあ、当時はそれどころでは無かったか・・・?もしも戦争に勝っていたら、多分造ったと思いますよ、
「ナンブ・ナショナル・マッチ!」・・・スゴ過ぎ!(笑





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