右サイド

細い!

最初に見た時は「細いなぁ〜」って思いました。日野式に比べれば、ずっとマイルドな
ルックスですけどね。でも、前作の南部式と比較して、スタイル的には後退した気が
します。寸法は同じでも南部式の方がモダンで小さく感じられます。

南部式も十四年式も、かなり大柄な拳銃で、トカレフTT33、M1911A1、P38、等と
比較しても寸法的にはこちらの方が大きいのです。後に小型化された九四式が開発
されたのも頷けます。

「細くて嵩張る」これが十四年式です。







右サイドのアップ

靴下くらいなら洗濯出来そうなグリップ。

ホント洗濯板みたいですね・・・(若い人は洗濯板、知らんか?)。でも、中期以降は
溝の数が減ってしまいます。また、これほど長いグリップにも拘わらず、弾倉には8発
しか入りません。こんな風に書くと、「やっぱ所詮は低性能・・・」って思うかも知れま
せんが、しかし!

十四年式の試作モデル(外見は量産型に似てる)に、ダブル・カアラム・マガジンの
16連発バージョンが存在したのを知ってますか?衝撃のハイキャパ南部!もし量産
されていれば、ブローニングHPの13連発を上回る装弾数です。スゴイ!スゴイぞ
麒次郎ちゃん!「日の丸ナメんじゃねぇーぞ小僧・・・」って感じで、是非とも現世に蘇
って、戦後の日本人に喝を入れて頂きたい!

・・・あれ?何を言おうとしてたんだ?・・・ああ、ですから8連発は恐らく16連発案が
進行していた時に、「16発も必要無い!」と言う結論から出された結果だと思います。
つまり9発入れようと思えば作れたけど、最初から「8発」と決まっていたのではない
かと私は考えております。ただ、いずれにせよ、あまり調子良いマガジンではありま
せんが・・・うう・・・







更にアップ!

コッキング・ピースは芸術的な出来栄え?三八式などのセーフティ・ノブのチェッカ・
リングと言い、南部のアイデンティティを感じる部分です。これも末期型では省略さ
れてしまいますが・・・

シリアルは5桁なので、初期型の最終型?くらいです。○印は小石川アーセナル。
昭和9年製ですが、この年式のモデルでも達磨型のトリガー・ガードに改良済みの
物もあります。昭和13年あたりまで小型トリガー・ガードは存在したので、若干の
オーバーラップ時期があったと思われます。







目次    2