CHRYSANTHEMUM

クリセンヅマム(菊花)
米国では『マム』と呼ばれる皇室紋章です。

コレクターの間ではスクラッチ(傷入れ)、グラインドオフ(削り落し)、○×インタクト(打ち消し印、
或いはサークル等、別の刻印)、フルインタクト(完全状態)など、状態に応じて呼称されます。

但し、そのように紋章を破壊したのは当時の日本人です。占領されて、武器を米軍に引き渡す際、
皇室紋章が流出するのを嫌って(恐らくそう言う理由だと私は解釈してるのだが)、手当たり次第に
削った訳ですが、数が数だけに裁き切れず、傷をちょっと入れただけ・・・・などのバリエーション?
が生まれた訳です。現在米国にある三八式、九九式は、本当なら半々くらいの割合で、この菊の
有無が分かれると思うのですが、実際にマーケットにある銃は、削り落された物が殆どです。

この菊刻印(九九式の刻印も含め)には、彫りが深い物(写真)と浅い物がありますが、恐らく製造
所によっての違いと思われます。九九式の字体にも、若干ですが違いがあります。

レシーバー上の穴は、何かの異常で薬莢が破裂した場合、高圧ガスが後方に吹き出さない為の
ガス抜き穴で、三八式には2つあります。よく勘違いされますが、これは薬室に開いているのでは
ありません。ボルトヘッド(フェイス)よりやや後方に開いています。薬莢が破れない限り、ここから
ガスが出ることはありません。ガス・オペレーテッドのガス抜き穴とは、意味がまったく違います。

この穴は、他の殆どの軍用ボルトアクションにも見られますが、実際にガスが吹き抜けた場合は
瞬間的に真後ろに抜けるそうで、縦方向に開いたこれらの穴では十分な効果が無いそうです。
ですから、殆どの銃はボルト本体にもガス抜き穴を設けて安全性を高めています。三八、九九式
の場合、更にシュラウド(囲い)状の安全装置が防護壁の役目をするので、ガスが射手の顔面を
直撃する事はまず無いと思います。(安全装置ごと吹っ飛んだら直撃だが・・・笑)

写真で分かると思いますが、仕上げは上出来です。ただし、初期の三八式のような青みの強い
ブルー仕上げではありません。普通の黒いブルーイング?です。


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対空照準器付きリアサイト

初期型の特徴である、対空照準器付きサイト

やはりこれも多数のバリエーションがあります。対空部分?だけでも3種類くらいに分けられます。
非常に手の込んだ造りですが、やはり量産には向かなかった様です。てゆーか対空サイト自体
殆ど用を成さないでしょうね。当たり前の様に速攻で省略されました。



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