ハンマー・ブロックの作動(全体図)

前ページで説明したハンマー・ブロックを、実際にハンマーも組み付けて作動
させてみます。↑はレスト状態で、リバウンドしたハンマーに、ハンマー・ブロッ
クが入り込んでいます(赤丸)。





ハンマーをコックすると(或いはDAでトリガーを引くと)、トリガーと連動した連結環が
作動してハンマー・ブロックが降下(前ページで説明した通り)、ブロック解除します。





トリガーを引くと(DAでトリガーを引き切ると)、ハンマーは落下。ブロックは既に
解除されているので、ファイアリング・ピンがプライマーを突きます↑。トリガーを
戻せば、ハンマーはリバウンドし(その機構は後で解説します)、ハンマー・ブロ
ックは再びハンマーをブロックします(一番上の写真に戻る)。










シリンダー・ストップ(部品名→ボルト)の作動

シリンダーを定位置で止めるストッパーは、S&Wではトリガーが弾いていますが、
コルト旧アクションでは、赤矢印の部分をリバウンド・レバーが弾いて作動させます。
これがリバウンド・レバーです↓





赤矢印の三角形の部分でタイミング良く引っ掛けて弾きます。





トリガーと連動した【リバウンド・レバー】が上昇し、
シリンダー・ストップを弾き上げる

先ずは休止状態です↑。リバウンド・レバーは、トリガーに組み込まれた
シリンダー・ハンドによって連動します。つまり、トリガーを引けば同時に
リバウンド・レバーが持ち上がる訳です。写真では見易いようにトリガー
を外してありますが・・・

トリガーを引いて、リバウンド・レバーが持ち上がると・・・






トリガーを引くと(或いはハンマーをコックすると)、リバウンド・レバーが
持ち上がり、裏の三角部分がシリンダー・ストップの端を弾き上げます。
写真はその瞬間です。これでシリンダーはロック解除されて、ハンドに
よって回転可能となるのです。ハンドがシリンダーを回転させる寸前に
シリンダー・ストップが解除される訳です。

更にトリガーを引くと(ハンマーをコックすると)・・・






更にリバウンド・レバーが持ち上がると、三角部分が通過するので
シリンダー・ストップは元の位置にバネで戻ります。その後、シリンダーの
回転が完了し、シリンダー・ストップがシリンダーのノッチに入り込む訳。

で、↑写真の位置からリバウンド・レバーが戻ると(トリガーを戻すと)、
リバウンド・レバーとシリンダー・ストップが干渉していた三角部分が
どうなるのか?再びぶつかってしまうではないか?ここが難しい所で、
三角部分はラチェットの様になっており、持ち上げる時は引っ掛かるの
ですが、レバーが降りる時は横に逃げてスルーします。余談で話した
ハドソンのM1917は、ここが上手く作動しなかったのです。実物でも
難しい部分で、部品の磨耗などで調整が狂うと、シリンダーが回らなく
なったり、トリガーが戻らなくなったりします。

この辺の構造はS&Wが圧倒的に有利です。








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