S&Wのアクションは、日本の銃雑誌などでも度々解説されていますが、コルトの旧型アクションに
ついてはあまり見た事がありません。日本ではパイソン357マグナムが人気なのに何故でしょう?
ちなみに旧型アクションとは、トランスファー・バーが組み込まれたMKV以前のモデルを指します。
例えば、キングコブラなどは新アクションで、パイソンは旧アクションと言う訳・・・
ちょっと脱線してモデルガンの思い出話しになりますが・・・、当時(1980年)コルトの旧アクションを
忠実に再現していたのは唯一、ハドソン産業のM1917でした。パイソンも同じ旧アクションですが、
ハンマーのリバウンド機構やハンマー・ブロックを再現したモデルガンはありませんでした。MGCの
ABS樹脂製は独自のリバウンド・メカで、ハンマー・ブロックは省略。国際の金属モデルは、両方を
省略してあり、ハンマーはファイアリング・ピンSPのテンションで、強引にバウンド(?)していました。
これはメーカーが悪い訳では無く、旧アクションは実物に於いても、かなり無理があるのですよ・・・
各々の部品が、ギリギリのところで正確に動いていると言った感じです。勇敢にも、これを完全コピー
したハドソン製M1917ですが、作動は・・・(汗)でしたから。でも、お陰で本当のコルトのDAメカを
知る事が出来たので、マジで感謝しています。上手く作動しないM1917を、何とか完璧にしようと、
イジリ倒した挙句挫折しましたので(笑)、あのメカは身体に染み付いております!有難うハドソン!
・・・記憶違いかも知れませんが、その後(1982年頃?)プラモデルのパイソン(メーカー忘れた)が、
リバウンド・メカを忠実に再現していて驚いた記憶が、あるような無いような・・・夢だったか?
(時々そう言う夢をみるので本当に夢だったかも知れない) また、CMCのダイアモンド・バックが
どうだったか・・・?謎です。CMCなら再現していそうな感じですが、先に申したとおり、あのメカを
コピーするのは容易ではありません。
と言う訳で、その厄介な旧メカニズムを解説します。複雑なので、機能毎に分けて順番に行きます。

ハンマー・ブロックは、この2点のパーツで構成されています。
これらがフレームの何所に位置するかと言うと・・・
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この様にフレーム右側(サイド・プレートと逆側)の溝に収まっています。
ハンマー・ブロックが斜め上下に動く様子が分かると思います。写真上は
ハンマーをブロックした位置、下の写真はブロックを解除した位置です。
では、この動力を何所から貰っているかと言うと・・・
↓

御覧の様にトリガーの裏側に生えたピン(?)に引っ掛かって連動しているのです。
この様にトリガーと連動します。
↓


お解かり頂けるでしょうか?
トリガーを引かない位置では、ハンマーをブロックし(写真上)、トリガーを引くと
ハンマー・ブロックは降下して、ブロック解除します(写真下)。もしもハンマーを
コックした状態で銃を落とし、衝撃でハンマーが落ちても、トリガーがハンマー
よりも先に戻るので、写真上の様にハンマーをブロックして暴発を防ぐのです。
ただ、これはS&Wでも同じですが、ハンマー・ブロックはハンマーをリバウンド
(打撃後にトリガーを戻すと、ハンマーが少し起き上がってプライマーから離れる)
している訳ではありません。あくまでも、ハンマーとフレームの隙間に入り込み、
リバウンド・システムの補助をしているに過ぎないのです。車の整備で例えれば
「ジャッキ・アップする=リバウンド/車体下部に馬を噛ます=ハンマー・ブロック」
と言った感じです。では、リバウンドはどうやって行っているのか?これは後程
解説します。