
バットプレートはAのダイアルを回すことによって前後にアジャスト出来ます。
前後スライドは写真で見える3本のレールによって行われ、ガタはありません。
そしてレールの周りはゴム製のブーツがストックに覆い被さるようになっていますので
見た目にもスッキリしてます。アメリカ製にしては(?)気が利いてます。
追記
ブーツ無しのも実際に見たけど、アレはアレでカッコイイね!メカが剥き出しで・・・
そしてBはチークピースの上下アジャストダイアルで、写真はいっぱいまで上げた
状態です。この状態でもボルトは操作できますが(旧ブレーザーR93だと当たる)
ボルトを抜き取ることは出来ません。ですが、ダイアルを数回まわすだけなので
苦にはなりません。
何故モデルHTR(ヘビー・タクティカル・ライフル)が、このようにフルアジャスタブル
ストックを採用してるかと言うと、実戦で暗視装置や写真撮影機付きスコープを装着
した際、その装着位置に大きく変化が生じる為、それらに対応し易いからです。
民間レベルでも、この銃の様に56mmのスコープをハイマウントで装着した場合
など、非常に便利です。
また、最近HSは商売っ気が出てきたのか(経営難?)ストックのカラーも色々な
バリエーションを出してきました。写真はOD色モノトーン(良く見ると細かい模様アリ)
この他にも、グレーと黒の迷彩、カーキ色砂漠迷彩?などがあり楽しいです。
ちなみに、これらスペシャルカラーにはエキストラ・プライスが、ちゃっかり付きます。
.

HSお家芸の、アルミブロック・べディング。フロントの接点部ブロックは、Vブロック状になっており、
レシーバーはこれに押し付けられるように圧着します。ですから従来のべディングをチェックする要領
(フロントスクリュー、リアスクリューを使った)で、ストックの持ちあがりを測定すると、かなり上がって
しまいます。これを勘違いした私は「ダメじゃん!」とばかりに、いきなりグルーインを決行!かえって
グルーピングが悪化して目が点。泣きながらグルーを剥がしたと言う、恥ずかしい経験があります。
(キレイに剥がれたから良かったが、銃もこんなユーザーに買われて災難だな・・・)
銃砲店のオヤジに顛末を話すと、笑いつつ説明してくれましたが、つまり、この銃のストックとレシー
バーの接点は、アルミブロックとストックとなり、ご覧のように一体化しています。ですから、アルミ
ブロックはレシーバーの一部分と言う事になります。通常の銃ですと、レシーバーとストックを、2本の
スクリューで固定していますが、HSはレシーバーとレシーバーの一部(アルミブロック)を、2本の
スクリューで固定している訳です。発想の転換ですね。
私は以前から、「レミントンM700にHSストックを装着すると、べディングが良くなる」と言う評判が
どうしても理解出来ませんでしたが、これで納得しました。根本的な理屈が違ってるんですね。
考えてみれば、これほど完璧なべディングはありません(何せ一体ですから)。その為、この銃は
レシーバーとストック周辺もフローティング化されており、触れているのは、赤線部分のみです。
.

中途半端なダブルカアラムですが、リップではシングルになるように出来ています。
これには理由があり、リップをシングルにして、弾薬をセンターに持って来る事で
チャンバーに出来るだけストレートに装填してやろう、と言うものです。
ダブルカアラムは斜め横に押し出されて、どこかに当たってストレートに向き直って
から装填される訳で、気分的によろしくありません(笑)。実際に影響を及ぼすかは
分かりませんが、ヨーロッパ製の現代狙撃銃には、シングルの物が多いです。